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笹井芳樹は破滅の道を選んだのか・・・? [雑感]

生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長が
自殺したのは世間に衝撃を与えました。

理研関係者によると、自らの研究室の閉鎖を覚悟し、約2カ月前から
メンバーの再就職先を探していたと言います。

若手の研究環境改善にかねて身を砕いてきた笹井さんですが、心身とも
疲れ果てた様子で就職先探しも半ばに自ら命を絶ったことになります。

笹井さんは「器官発生研究グループ」のリーダーも務め、研究員や
大学院生ら若手約20人の研究を指導していました。

脊椎(せきつい)動物の脳の発生過程などを研究テーマにし、レベルの
高さで知られていました。

笹井さんは約2カ月前から研究室メンバーの
就職先を探し、「研究室を閉めるから行き先を探すように」とも
指示していたそうです。

STAP細胞の問題で笹井さんの研究室は閉鎖させられるという
判断だったのでしょう。

こてまでのSTAP細胞問題の経過を見てみると、笹井さんの態度は
中途半端で理研側の意に沿ってないと理研側は見ていたと思われます。

それゆえ、笹井さんの研究室の存続はあきらめていた物と思われます。

CDBの30代の研究室リーダーは「笹井さんは『STAP細胞問題で
CDBの若手育成の芽が絶やされるのでは』と心配していた」と話して
いたと言います。

それは小保方さんに対する態度でのジレンマともいえます。

小保方さんも若手の研究員と言えるからです。

笹井さんにとって理研側が小保方さんの研究に疑義が発生した時
頭から小保方つぶしに動いたことに、自分の夢とのギャップを
強く感じたのではないでしょうか?

笹井さんは2000年のCDB設立に携わった理由として「若手が実力を
発揮できる研究所を作りたかった」と語ったといいます。

かつてCDB設立の前年に、将来を期待された同世代の分子生物学者が、
国立大教授に就任した直後に自殺したそうです。

笹井さんは「日本の大学では嫉妬されたり雑用が多かったり、
若い研究者が自分の研究室を持ちにくい。

だからCDBは、若手が思いっきり活躍できる研究所にしたい」と
理想を語ったといいます。

研究室リーダーは、笹井氏の自殺について「CDBに相当の思い入れがあり、
問題が起きたことに責任を強く感じたのではないか」と話しました。

笹井さんは研究に対する自分の理想の環境を理研が提供してくれるものと
信じていたのかもしれません。

しかし、理研は研究の失敗は許さない。

その可能性があるものは理研そのものが出させないようにする、
しかし、STAP細胞の問題は外に出てしまった。

理研は組織としてSTAP細胞潰しに走り、笹井さんにも、それに
協力するように要求した。

笹井さんが信じていた生科学総合研究センター(CDB)は、やはり
他の大学などの研究室と同じで若い研究者が自由に研究を出来る環境は
やはり存在しなかったんだと確信したのではないでしょうか?

理研の組織としての体質は研究機関としてもう、まともな姿をしていない。

解体的出直しが必要と笹井さんは天国で思っているのではないでしょうか。




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